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まだフリーになる前、編集者として駆け出しの頃、
某女優のインタビュー取材に行くことになった。
インタビューのやり方も何もわからない頃だったので、もうドキドキ。
こういうものは手取り足取り教えてくれるものだと思っていたが、日にちや場所、大まかな掲載スペースを知らされただけ。
まずは資料室に駆け込み、下調べ。
(当時はまだインターネットなどはほとんど普及しておらず、たよりは資料室、図書館、手作りのスクラップ。原稿も、もちろん手書きでした)
舞台の宣伝も兼ねていたので、その作品に関しての資料をかき集め、原作も一気に読む。
頭の中で何度もシミュレーションを繰り返して、いよいよ取材当日。
限られた時間の中でどれだけのことが聞けるか ― 私の頭の中はそれだけでいっぱい。
当時、まず雰囲気を作るという技など持ち合わせていない私は、ただひたすら質問を箇条書きにしたノートとにらめっこ。
そこに登場した○○さん。
部屋に入ってきただけで、まるでスポットライトが当たっているかのように輝いている。
これをオーラというのかと、この時初めて実感。
カメラマンが「どの角度から撮らせていただいたらよろしいでしょうか」とやや震え気味に尋ねる。
(女優さんによっては写真撮影の角度を決めている方が少なくない)
「どっからでもどうぞ。好きなようにバンバンとって下さっていいわよ」
カッコイイ!!
後でカメラマンから聞いたのだが、どこから見てもきれい、ファインダーを通すとさらにオーラが輝いて見えるようだったとか。
百戦錬磨の大女優、私がまだまだひよっこの編集者だということは一目でわかったはずである。
でも、ひとつひとつひつに丁寧に答えてくれた。
「いい記事書いてくださいね」と微笑みながら部屋を出て行った時、ふわ~っと風が吹いた。

大好きなスターさんの舞台を観たり、街で見かけたりするとドキドキするのに、この日以来、どんな有名人でも憧れの人でも、仕事の時は全くあがらなくなった。
限られた時間にしっかり聞いておくことを聞いておかないと後が大変!になってしまうことを経験したから。


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テーマ:働く女性
ジャンル:就職・お仕事
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